こんにちは、おざたろうです。
5月15日に開催された、「VRF2026」についてまとめます。
VESPERBELLとは?
VESPERBELLとは、ヨミとカスカの2人で構成されるバーチャルガールズロックデュオです。
2020年6月にデビューし、YouTube上でのオリジナル曲やカバー動画の投稿、配信、ライブ出演をメインの活動としています。
圧倒的な歌唱力を持つヨミの力強い歌声、まっすぐに響くカスカのハイトーンボイスの相性の良さが最大の魅力で、現地ライブではその歌声に加えて熱い煽りで会場を熱狂の渦に包み込むロックスタイルのパフォーマンスを得意としています。
概要
- イベント名:VRF2026(VESPERBELL ROCK FES 2026)
- 日時:2026年5月15日(金) 開場17:30 開演18:30
- 会場:Sportify O-EAST(渋谷)
背景
VRF2026とは
VRF2026とは、VESPERBELLが主催したロックフェスイベントです。
これまで、VESPERBELLは4度の現地ワンマンライブを実現し、数多くの外部イベントへの出演も果たしてきましたが、自分たちでフェスを主催したことはありませんでした。
その中で、「大告知あり」と謳われたVESPERBELLの歌枠にて、VESPERBELL初の主催ロックイベントである「VRF2026」の開催が発表されました。

VESPERBELLの方向性を象徴する「ロック」フェス
VRF2026の大きな特徴は、「ロックフェス」ということです。
VESPERBELLは2025年以降、明確に「ロック路線」の方向性を掲げて活動をしてきました。
本人たちがその方向性を公言していることはもちろん、カバー曲がロックソング主体となったり、イベント等での自己紹介で従来は「バーチャルガールズデュオ」と名乗っていたところを「バーチャルガールズロックデュオ」と名乗るようになったりと、その意思は普段の活動内容にもしっかりと表われていました。
その流れの中、VESPERBELLは今回初めて主催することとなったフェスの名称に「VRF2026」を採用しました。
「VRF2026」の正式名称は、「VESPERBELL ROCK FES 2026」です。
普段のワンマンライブなどとは異なり、フェスイベントは出演アーティストも多く、観客もあらゆる界隈から集まることが想定されます。
そのような、これまで経験したことがないほどに大規模かつ一筋縄ではいかない大切なイベントのタイトルに自分たちの方向性である「ROCK」を掲げたということから、VESPERBELLの覚悟を強く感じました。
豪華ゲストアーティスト
VRF2026はフェスということで、複数のゲストが出演予定であることがあらかじめ明かされていました。
それに加えて、「今回はVSingerのみの出演となる」こともヨミの口から明かされていました。
ファンの間で出演者についてあらゆる議論が交わされる中、VRF2026への出演が決定したのは以下4名のシンガーでした。
なお、全てのゲストが発表された後で、ヨミとカスカがそれぞれのゲストアーティストの特徴やVRF2026で歌唱する楽曲の一部を紹介する配信も行いました。
松永依織
まず最初に出演が発表されたのは、RIOT MUSICに所属する松永依織でした。
- アーティスト名:松永依織
- 所属事務所:RIOT MUSIC 無原唱レコード
- VESPERBELLとの共演実績
松永依織は、力強い歌声と、ライブで観客の目を惹く圧巻のステージングに特徴のあるアーティストです。
実は2026年9月をもって、無原唱レコードからの卒業を発表しており、卒業までに残されたわずかな時間の中でVRF2026への出演を決断してくれました。
もはやファンの間では公然の事実となっていますが、松永依織はカスカと親交が深く、プライベートでも関わりの強い大親友です。
そのため、ファンの間でも予想ゲストの筆頭となっており、まさにその期待通りの出演となりました。
幸祜
2人目のゲストとして発表されたは、幸祜でした。
- アーティスト名:幸祜
- 所属事務所:KAMITSUBAKI STUDIO
- VESPERBELLとの共演
- コラボカバー
幸祜は、透き通った歌声に特徴を持ちつつ、ロックからバラードなど、楽曲のカバー範囲の広さに強みを持つアーティストです。
VESPERBELLとのコラボ実績は全てヨミとのものですが、過去にはVESPERBELLと同じイベントに出演していたこともあり、共演こそないものの非常に身近な存在でした。
そして遂に、VRF2026でVESPERBELLとの初共演が実現することになりました。
龍ヶ崎リン
3人目のゲストとして出演が紹介されたのは、ななしいんく所属の龍ヶ崎リンでした。
- アーティスト名:龍ヶ崎リン
- 所属事務所:ななしいんく
- VESPERBELLとの共演実績
龍ヶ崎リンは、ダウナーな雰囲気の低音ボイスに特徴のあるアーティストです。
元々の音楽のルーツがヒップホップであり、R&B調の曲やラップを主戦場としています。
そのような龍ヶ崎リンが、ロックフェスであるVRF2026に出演するのは意外にも見えますが、この人選には明確な理由がありました。
詳細はセットリストの段落にて紹介します。
ちなみに、龍ヶ崎リンはこれまでヨミとの関わりが多く、実は活動外でも2人は交流があるようです。
白玖ウタノ
最後の4人目のゲストとして発表されたのは、白玖ウタノでした。
- アーティスト名:白玖ウタノ
- 所属事務所:UniVIRTUAL
- VESPERBELLとの共演実績
- 歌枠リレー参加
VESPERBELLと同様にロックの道をひた走るアーティストである白玖ウタノは、その小柄な身体からは想像できないほどの強烈な歌声と高い歌唱力が印象的です。
リハーサルでの白玖ウタノの歌声にはヨミもカスカも驚かされたようで、2人が「水樹奈々が来たかと思った」と語るほどの歌唱力を有しています。
過去に、VESPERBELLは白玖ウタノ主催の歌枠リレーに参加しています。
また、VESPERBELLとのライブの共演こそありませんが、実はVESPERBELLが夜公演に出演したXNAMNA(2025年9月)の昼公演に白玖ウタノも出演しており、VESPERBELLとは浅からぬ縁がありました。
ちなみに、各ゲストアーティストとの宣伝ショート動画だけでなく、ヨミとカスカによる宣伝ショート動画もVESPERBELL公式から投稿されました。
現地の様子
現地物販
VRF2026のグッズは、実にフェスらしいラインナップとなりました。
特に、2種類販売されたTシャツには出演アーティストのロゴが印字されていてフェス感が溢れており、フェスの思い出に最適なデザインとなっていました。
VRF2026当日には、これまでのVESPERBELLの現地ワンマンライブと同様に現地物販が行われました。
現地物販では、会場前(事前販売)と会場後(開場後販売)の2度のタイミングが設けられていた点が従来のイベントとの相違点でした。
〈現地物販スケジュール〉
事前販売:13:00~17:00
開場後販売:17:30~21:00
ただし、事前販売で売り切れた商品は開場後販売で購入することはできないため、絶対に入手したいグッズがある方は事前販売でしっかり確保しておくのが吉でした。
今回は、Tシャツの殆どが事前販売で完売となったようでした。
過去のVESPERBELLの現地ワンマンライブでもTシャツが完売となった事が多いため、今後もTシャツの購入を検討している方は特に注意が必要になりそうです。
また、物販開場ではプレミアムチケット特典グッズの交換所も設けられているのに加え、アーティストへのプレゼントボックスが設置されていました。
さらに、販売されたグッズも陳列されていました。

フラワースタンド
会場には、出演するそれぞれのアーティストに贈られたファンからのフラワースタンドが設置されていました。
各アーティストのファンからの愛の籠もったフラワースタンドにはそれぞれの個性が表われおり、全てのフラワースタンドが並ぶ光景には壮観の一言でした。
これらのフラワースタンドが、アーティスト、そしてファン一人一人のVRF2026の思い出を彩ってくれたことは間違いありません。







セットリスト
VRF2026で各アーティストが歌唱した曲は以下の通りです。
【NUROJUNK】
【松永依織】
【龍ヶ崎リン】
- Twilight Stream
- 追熟
- tremolo
- 飾り窓
- Greatful days(with ヨミ)
- do it
- ギヴミー
【幸祜】
- the last bullet
- ANTINOMY
- カスミソウ
- 命に嫌われている
- Phantom
- Clock Strikes(with ヨミ)
【白玖ウタノ】
- 未来証明
- Door→
- ギターと孤独と蒼い惑星(with カスカ)
- Blessed Rain
- 主人公になれるはずのストーリー
【VESPERBELL】
NUROJUNK(オープニングアクト)
VESPERBELL直属の後輩としてデビューしたばかりのNUROJUNKが、VRF2026のオープニングアクトにて満を持しての初お披露目となりました。
当然ながら3Dモデルも今回が初お披露目であり、2人の姿がスクリーンに映し出された瞬間に会場では軽くどよめきが起こりました。
オリジナル曲の“Rising a Tide”、“DEMOLISHER”という名刺代わりの2曲を歌唱し、堂々としたパフォーマンスを披露した一方で、MCでは初々しさも垣間見え、デビュー当初のVESPERBELLを想起させる雰囲気が感じられました。
2曲という限られた曲数で、自らのポテンシャルを見事に発揮した強烈なパフォーマンスを見せ、今後の躍進を予感させる鮮烈なデビューを飾りました。
松永依織
オープニングアクトで熱量も上がり、いよいよVRF2026が開演しました。
最初に登場したのは、松永依織でした。
まず、挨拶代わりの“Blazing Out”で早速会場を熱く沸かせてみせました。
この曲はVESPERBELLによる事前の配信で紹介されており、フロアからも非常に大きな声が上がりました。
松永依織による巧みな盛り上げもあり、まさにこのフェスの開演を告げるのにふさわしいパフォーマンスとなりました。
続けて、“Crossed Identity”、“我儘コンフリクト”を歌い、自身の歌唱力と要所要所の煽りによる盛り上げといった持ち味を存分に発揮しました。
その後、ステージにカスカが登場しました。
「メンバーシップに入るほどVESPERBELLが好き」という松永依織の話をカスカは嬉しそうに聞き、2人の仲の良さが感じられたところで、コラボで“Bursty Greedy Spider”を歌唱しました。
この曲は既に2人によるコラボカバーがVESPERBELLのチャンネルに上がっているだけあり、BELLSからも大きな声が上がりました。
かねてから友人であることが知られているカスカと松永依織はこれまでも何度もコラボライブを行ってきましたが、いずれもオンラインライブであり、意外にも今回が初めて同じステージに立った現地ライブとなりました。
前述の通り、松永依織は9月での卒業を表明しているため、このタイミングでカスカと松永依織が現地ライブで共演できたことはファンとしても非常に感慨深いものでした。
非常に貴重な機会であったカスカとのコラボを終えた後、松永依織は最後に“Awaken Now”を目が覚めるるような力強い歌声で歌い切り、華麗にトップバッターとしての役割を完遂しました。
龍ヶ崎リン
続いて登場したのは龍ヶ崎リンでした。
“Twilight Stream”、“追熟”、“tremolo”と、持ち味のR&Bの非常にチルい雰囲気で会場を包み、見事に会場を龍ヶ崎リンの音楽で満たしてみせました。
途中のMCでは、ロックフェスであるVRF2026へ龍ヶ崎リンが出演するに至った経緯を聞かせてくれました。
今回の出演の打診があった際に、ヨミから「ロックにこだわらないフェスにしたい」という言葉を受け、龍ヶ崎リンは出演の依頼を快諾したとのことでした。
観客を惹き込む落ち着きのある歌声で自身のスタイルを全面に出す龍ヶ崎リンの歌声からは、ヨミのその願いに応えるかのような強い意志を感じました。
“飾り窓”を歌った後に、先刻話題に上がったヨミがステージに登場し、2人で“Greatful days”を歌唱しました。
ヒップホップの世界観を2人で作り上げつつ、途中にはヨミから龍ヶ崎リンへの「出演してくれてありがとう」という感謝の言葉が伝えられ、2人は熱い握手や抱擁を交わしました。
かねてから、龍ヶ崎リンの音楽に対する真摯な姿勢に尊敬の念を抱いていることを公言しているヨミと、その気持ちに正面から向き合う龍ヶ崎リンの2人の絆が強く表れたシーンに、会場が感動の雰囲気に包まれました。
続く曲は、VRF直前のVESPERBELLの配信にて龍ヶ崎リンが歌唱することが事前に知らされていた“do it”でした。
この曲では、サビで「Let’s do it」「Just do it」で観客も声を出して歌う部分があり、一体感が会場を包みました。
最後の“ギヴミー”で気持ちよくノれる雰囲気を生み出し、独自の素敵な世界観と音楽を貫いて龍ヶ崎リンは出番を終えました。
幸祜
VRFも中盤に差し掛かり、ここで幸祜が登場しました。
幸祜が登場したときの歓声の大きさが、神椿スタジオの知名度、そして幸祜というアーティストの人気を表していました。
まず最初に歌唱した“the last bullet”での強い意志を感じさせる幸祜の歌声が、直前の龍ヶ崎リンによって生み出されたチルい雰囲気を幸祜の世界観に塗り替えました。
2曲目は、VESPERBELLの直前配信で紹介済みの曲である“ANTINOMY”でした。
この曲は特に予習を済ませていた方も多かったようで、会場から多くの拳が上がり、一体感のある盛り上がりが生み出されました。
その後、「しっとりさせる」という幸祜の宣言の後に”カスミソウ”が歌唱され、一気に会場の湿度を上げたかと思えば、直後の4曲目では“命に嫌われている”を歌唱して会場の熱量を再び上昇させました。
特に、“命を嫌われている”は2023年に神椿スタジオを卒業したカンザキイオリが発表した名曲であることもあり、イントロが流れた瞬間から会場を大歓声が包み、その上で幸祜のメッセージ性の強い歌声が観客の心を熱く揺さぶりました。
続けて、心を燃やすような熱い雰囲気の中で続けて歌った“Phantom”では、身体全体を使いつつ、ステージを広く使った自由なパフォーマンスが印象的でした。
そして最後にはヨミが登場し、2人のコラボカバーとしても投稿されている“Clock Strikes”を一緒に歌唱しました。
「時間」や「運命」というこの曲の壮大なテーマが幸祜とヨミの高い歌唱力によって見事に表現され、一体感と感動的な雰囲気が会場を包みました。
今回のVRFでは、「自己紹介」をテーマに掲げてセットリストを組んだという幸祜ですが、まさにその通り、曲ごとにあらゆる一面を見せて幸祜というアーティストの魅力を惜しみなく出し尽くしたパフォーマンスを披露しました。
白玖ウタノ
4人のゲストの中で最後に登場したのは、白玖ウタノでした。
1曲目に自身の最初のオリジナル曲である“未来証明”を歌唱しました。
“未来証明”はVESPERBELLによる直前の紹介配信にて歌われる事が明かされており、サビ終わりの「もう一度」を全員に声を出してほしいというご本人の希望もファンに共有されていました。
白玖ウタノの煽りも的確であったこともあり、この場面ではフロア全体から熱い声が上がりました。
続く“Door→”でも、小柄な姿からは想像できないほどにパワフルで熱い白玖ウタノの歌声が会場を席巻し、ロックフェスならではの熱気と高揚感を生み出しました。
そして3曲目ではカスカが登場し、2人で“ギターと孤独と蒼い惑星”を歌唱しました。
これはカスカの提案が採用された選曲だったようで、アニメ好きなカスカらしくもあり、また生バンドのロックフェスに最適な曲でした。
直前の配信にて、カスカは白玖ウタノの印象について、「あんなに小柄なのに歌がマジで上手い」と衝撃を受けたと語っていました。
また、このような「外見を良い意味で裏切る圧倒的な実力」がぼっち・ざ・ろっく!の主人公である後藤ひとり(ぼっちちゃん)に似ていると話していました。
そのため、このアニメの劇中歌である“ギターと孤独と蒼い惑星”を選曲したことは、白玖ウタノというアーティストを自分なりに解釈したカスカからの最大限のリスペクトや、出演してくれた事への感謝の気持ちが感じられました。
最高に楽しいコラボ歌唱を終えた後、再度ステージに一人となった白玖ウタノは、“Blessde Rain”で透明感のある柔らかい歌声を披露し、表現の多彩さを見せつけました。
そして最後の“主人公になれるはずのストーリー”では前向きで決意を感じさせる歌声を披露し、会場の雰囲気を明るく照らして素晴らしいパフォーマンスを締めくくりました。
VESPERBELL
全てのゲストが出番を終え、遂に主役が登場しました。
BELLSからの大歓声で迎えられたVESPERBELLは、まずは“MACH”を歌いました。
“MACH”は、「ロック路線」を明確に志すことにしたVESPERBELLにとって名刺代わりとも言える曲でで、ヨミとカスカのハモりに加えて、英詞、デスボなど、VESPERBELLによるロック要素がふんだんに詰め込まれています。
この曲を一曲目に持ってきたことは、VRF2026をVESPERBELLなりのロックで盛り上げていく明確な意思表示となりました。
“MACH”はリリース以降多くのライブで歌われてきただけあり、客席から上がる声も非常に大きく、この一曲だけで会場の温度が数℃上がったように感じました。
会場の雰囲気を完全に掌握したVESPERBELLは、続けて“RAMPAGE”を歌い、会場をさらに過熱させていきました。
もともと、“RAMPAGE”は、VESPERBELLが初めて開催した現地ワンマンライブ「RAMPAGE」にて初披露された楽曲であり、それ以降数多くの現場で歌われ、VESPERBELLのライブを盛り上げてきました。
そのように思い入れのある非常に重要な曲が、今回の初主催ロックフェスであるVRF2026でもしっかりと会場を盛り上げたことは、VESPERBELLが“RAMPAGE”とともに歩み、成長してきたことを象徴するようでした。
本気の2曲で最大級に会場を盛り上げた後、VESPERBELLはここで最新曲の“Don’t take it back”を歌唱しました。
直前までの2曲とは異なって爽やかさに特徴があるこの楽曲は、現在のVESPERBELLが目指すロックの方向性を進みつつ、従来のVESPERBELLらしさも感じられる疾走感も合わさった楽曲であり、気持ちよく、そして楽しくノることができます。
熱くもあり、そして爽やかでもあるVESPERBELLのライブならではの空気感を生み出しました。
4曲目の“NO MORE!!”では再び会場の熱量が引き上げられ、サビでの「NO MORE!!」や「自由を!」といった箇所では客席全体から非常に大きな声が上がり、ビリビリと空気が振動するのを感じました。
また、本来はカスカが歌唱するCメロでのデスボ部分をヨミが歌唱し、それ以降のパートも本来とは逆の部分を歌うという非常に珍しいアレンジもあり、ファンからは喜びの声が上がりました。
最高の盛り上がりを見せてきたVRFのラストを締めくくったのは、“Bell Ringer”でした。
最高潮に達している会場のボルテージをさらに引き上げるかのように観客を煽りながら歌うヨミとカスカの歌声にも力がこもり、観客も拳と声を駆使して全力で応えました。
「VESPERBELLのロック」を自らの力で実現するヨミとカスカ、その2人に向けて熱い気持ちを爆発させるBELLSによって生まれた、これ以上無いほどの熱量の中で2人は“Bell Ringer”の歌唱を終えました。
最後には、「ありがとうございました!VESPERBELLでした!」といういつもの挨拶をして、観客からの盛大な拍手と感謝の言葉に包まれながらVRF2026は無事に終演しました。
その後、スクリーンにエンドロールが流れて余韻に満たされた会場に、ヨミとカスカの声が放送で会場に響き、現地に駆けつけたファンへの感謝の言葉が伝えれる嬉しい演出がありました。
この後に、「一旦静かにして!」という2人からの声があり、会場は静寂に包まれました。
直後、舞台袖から
「愛してるよ~!」
という2人からのマイクを介さない生の声が観客に届けられ、観客が喜びに満ちた大歓声でその声に応えました。
実はこの演出は3rdワンマンライブ「BEYOND」、4thワンマンライブ「TWILIGHT ZONE」でも終演後に用意されており、普段は絶対に聞くことが叶わないヨミとカスカの生の声を聴くことができる非常に有り難いサプライズでした。
こうして、最後まで現地の醍醐味たっぷりのVRF2026が無事に終了しました。

終わりに
VRF2026のライブレポートでした。
VESPERBELLが初めて主催したフェスイベントとなったこのフェスでは、オープニングアクトのNUROJUNK、ゲストの松永依織、龍ヶ崎リン、幸祜、白玖ウタノ、そして主催のVESPERBELLが各々の音楽を表現しました。
会場の空気がそれぞれのアーティスト毎の色にめまぐるしく移り変わっていく様子はフェスならではであると同時に、全てのアーティストのレベルの高さに衝撃を受けました。
これだけのゲストを集めたが故のプレッシャーもVESPERBELLには当然あったはずです。
その中でも、VESPERBELLとして目指す姿勢やスタンスを崩さずに会場を熱く盛り上げる最高のパフォーマンスを披露したVESPERBELLを非常に誇らしく感じました。
その姿勢はセットリストにも色濃く表われており、今回のVESPERBELLのセットリストは、間違いなく現状のVESPERBELLが出せる最大出力の構成でした。
また、曲順にもこだわりが見られ、特に”MACH”からの”RAMPAGE”という構成にはVESPERBELLの強い意気込みを感じました。
今でこそVESPERBELLの「ライブ曲」のレパートリーが豊富ですが、爆発的な盛り上げを生み出す曲として最初に生み出された曲が”RAMPAGE”でした。
現在のVESPERBELLの音楽の方向性を象徴する”MACH”から、これまでのVESPERBELLのライブを盛り上げてきた”RAMPAGE”という一連の流れから、VESPERBELLのこれまでの歩みが現在の2人に全て繋がっている事を感じ取ることができました。
また、ゲストアーティストとのコラボも見応え・聴き応え十分であり、ヨミとカスカそれぞれからゲストアーティストへの感謝と尊敬の想いも伝わる感動的な光景が実現しました。
素晴らしいゲストと共に最高のロックフェスと完成させてくれたVESPERBELLに、改めて感謝を申し上げます。
ozataro

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